trump 唇をフグに

日記

トランプ氏に学ぶセールス極意(アフィリエイター必見)

2016年11月12日

このトランプショックに相乗りして、前回の記事(トランプ大統領になったらネットビジネスはどうなるか?)に続いて
アフィリエイターや販売者にとっても重要なヒントを発見した思いを綴ってまいります。

その前に、この方。
知る人ぞ知る北野幸伯さんが、トランプ氏が大統領になることで
喜んだ国、悲しんだ国の論評されてまして
なかなかに面白いのでこちらから先に。。。

まぐまぐNo.1北野幸伯さんの切り口

モスクワ在住のジャーナリスト北野幸伯さんによる
コメント要旨を表にまとめてみました。

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[tablehead title="悲喜こもごも,北野氏コメントポイント" icon="icon-globe,icon-comment"]
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◎ロシア
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「ロシアでは、「ほぼ全国民がトランプ勝利を喜んだ」といえると思います。」
2014年3月のクリミア併合以降、ロシアは制裁下にあり、アメリカ、欧州、日本などが制裁中。
世界GDPの半分以上から制裁されていることになる。
さらに、原油安、ルーブル安で、ロシア経済はかなり深刻な状況にある。
トランプさんは、最後まで「プーチンと協力したほうがいい」という姿勢を崩さなかった。
ロシアの民放最大手NTVのニュースを見ていると、
「トランプ勝利!」を伝える記者の目が喜びで潤んでいた。
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◎イスラエル
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トランプさんは、「われわれはイスラエルのために永遠に戦う!」と宣言している。
トランプの娘のイヴァンカさんも、その子供もみなユダヤ人。
(ユダヤ教徒=ユダヤ人という定義。アメリカ人でありユダヤ人)
ネタニヤフ首相とも非常に仲がいい。
トランプさんとまともに関係を構築している国は、イスラエルぐらいしかない。
しかもオバマ時代、冷遇された国の筆頭がイスラエル。
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×イラン
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トランプさんは、「イランとの核合意を破棄する!」と宣言している。
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?シリア
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シリアに関しては、「アサドのほうがISよりマシ」という立場。
「プーチンにISを退治してもらえ!」
ということで、アサドはサバイバルする可能性があります。
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×イギリス・ドイツ・フランス
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トランプは、「NATO加盟国にもっと金を払わせる!」と宣言している。
一方欧州経済も、かなり厳しい状況ですから、金出したくない。
しかし、アメリカの干渉が減ることで、欧州は逆に平和になる可能性がある。
つまり、トランプ・アメリカとプーチン・ロシアが和解する。
そうすると、欧州とロシアの対立も解消されるかもしれない。
しかし、そのとき犠牲になるのが、ウクライナ。
クリミアを奪われ、東部ドネツク州、ルガンスク州は事実上分離独立状態。
欧米に利用され、そして米ロ和解によって捨てられる可能性あり。
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?中国
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北野さんによると「中国は複雑」
トランプは一般的に「反中」だと思われている。
実際、こんなことをいっています。
「彼らの指導者たちは我々の指導者たちよりも遥かに、うんざりするぐらい、上手くやっている。
彼らはあらゆるものを作り変えている。
彼らは我々を殺そうとしてるが、私は彼らを撃退する。」
ところが、一方で
「中国は偉大だ!」「中国が好きだ!」「中国ともっとビジネスをするべきだ!」
トランプさん自身も中国とビジネスしてて、中国を叩きすぎれば、
自分のビジネスに問題が起こってくるかもしれない。
トランプさんがこんななので、中国自体も複雑なのでしょう。
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×日本
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日本政府も、全世界のほとんどの国と同じように、「ヒラリーさんが勝つ」と確信していた。
トランプさんを無視しつづけたことで、野党は安倍内閣を批判しています。
しかし、「トランプは勝たない」と思っていたのは、他の国々も同様ですので、
安倍総理が特に先見性がなかったとはいえません。
安倍総理は、トランプさんとの関係構築に取り組んでいただきたい。
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こんな感じで、世界中がカオス状態のなかで自国の対トランプ戦略を
練っていることがテレビやネットでも毎日賑わっていて
暫く続くでしょうね、この騒ぎは。
来年1月に正式にトランプ大統領になった後も、話題は尽きそうにないです。

トランプ氏にセールスを学ぶ

ドナルド・トランプ氏が政治経験、軍の経験がないことはよく知られています。
何より事業家、ビジネスマンとして知られていますね。

このたび、しみじみと感じたのは彼のセールスのうまさです。
大統領選挙での振る舞いやトークのことです。

選挙中に話したことを実際に当選して実行に移すかどうか(移せるかどうかもある)
オバマ大統領を初め歴代、イコールではありません。
日本でも同じですよね、これは。

さて、いきなり私たちの狭いネットビジネスの世界に降りていきましょう。

トランプ氏の選挙活動は、私たちのネットビジネスに置き換えてみると
「商品の販売(セールス)」または「商品の紹介(アフィリエイト)」
しているときに相当します。

つまりお客さんが購入を決める前の状態です。
アメリカ大統領選挙では、投票前の状態です。

アメリカ大統領選挙と、私たちのネットビジネスではスケールもなにもかも
違うので同列に論じることはできないものの
似ている側面があると私は考えております。

商品のセールス・アフィリエイトでも共通かもしれませんが
よく話題になる言葉として
顧客満足度
というものがあります。

この言葉ですが、どういうわけか多くの人が勘違いをしているのか
完璧を求めるせいか「オレにはまだまだ・・・」
と意味不明の遠慮からか、行動に移れない人が多くいます、この業界には。

特に、商品に本来責任をもっていないアフィリエイターが
お客様の満足を気にするあまり、紹介という行為にためらってしまう
という傾向があるように思います。

紹介をする自分を悪く見られたくない、という思いからかもしれません。
しかし、これは本質から言うとセールス弱者の特徴です。
売るものが自分の特典だと理解している人は、商品=自分の特典と
理解していますので強烈にセールスも強いです。

話が横にずれそうなので、顧客満足度に戻ってお話します。

顧客満足度は、実はセールスとは関係がありません。
少なくともインフォ系のビジネスについてはそうです。

えっ!?
と思われたかもしれませんが重要なことです。

顧客満足度は買ってくれた後に出てくる指標なのです。

商品そのものの出来具合であったり、サポート対応であったりいろいろですが
顧客満足度を議論するのは販売後(成約後)の話なのですね。

何を言いたいかというと、
セールスという活動と、顧客満足を追求する活動は分けて考えないとならない
ということです。

そのあたりをごちゃごちゃにしていると、行動になかなかつながらない
ということがまま出てくるわけですね。
心理的に本質的に意味のないプレッシャを感じて、行動できないというパターンです。

トランプ氏は、プロの実業家なのでこのあたりはお手のもの。
選挙の前と当選後に、言っていることが違うじゃないかといろいろ指摘されてますが
彼は「選挙に勝つこと」と「勝った後の行動」を別々のものと明確に定義していると感じます。

顧客満足を本当に達成できるかどうかは、これからになるわけで
アメリカ国民だけではなく全世界が注目しているのは言うまでもありません。

もちろんトランプ氏にとっての顧客とはアメリカ国民のことです。

それにしても自分を購入してもらうこと=セールス活動のうまさに驚きです。
彼の選挙活動プロセスを仔細に振り返ってみると、それだけでネットビジネスに
反映できる極意がいくつもあるように思うのは私だけでしょうか。