3D マスク

covid19

3Dマスクデータ(無料:男性・女性・子供用)と3Dプリンタで3Dマスクを作る方法

2020年4月2日

2020.4.8追記

2020.4.7の日テレnews every. 「きょうコレ」にイグアスの
3Dマスクがバッチリ紹介されてました。

武漢発の新型コロナウイルスによる影響で
マスクの品薄状態が依然として続いています。

安倍首相は、4月1日全戸に布製マスク2枚を配布するとのことですが
焼け石に水というか、どれほど役に立つかは疑問です。

マスクは欲しい、でも手に入らない。。。

そういう人のために、面白いニュースを発見し
そこに書いてあるような方法でマスクが手に入るのが試してみました。

 

3Dプリンター会社がマスクの制作データを無償配布

産業用3Dプリンタなどを手掛けているイグアス
自社で販売する3Dプリンタを活用し、
繰り返し利用可能な3Dプリントマスクを開発しました。

これだけではありません。

なんと、
3Dマスクの設計データ(STLフォーマット)を
無償でHP上で公開を開始したのです。

それがこちらのページです。
とても丁寧に実物写真、製造工程、使用方法など
解説されていて、良心的な姿勢というか
経営者の思いが伺えます。

【3Dプリンターの利用方法 2】マスク不足を解消 3Dマスクを開発|活用事例|XYZprinting × IGUAZU
【3Dプリンターの利用方法 2】マスク不足を解消 3Dマスクを開発|活用事例|XYZprinting × IGUAZU

3Dプリンターで作るマスクについてご紹介します。また、衛生的で繰り返し洗って使える「3Dアウターマスク」をイグアスECサイトで販売開始しました。

続きを見る

このページ中ほどに、
男性用・女性用・子供用 x 厚手・薄手
の6パターンに及ぶ設計データが公開されています。

まず、これらのデータをダウンロードします。

解凍不要でSTLフォーマットのzipファイルを
ダウンロードし、任意の場所に保存します。

ここまでが第一ステップです。

 

DMM.makeでマスクを作ろう

次のステップは、ダウンロードしたデータをもとに
実際に3Dマスクを作るという工程に進みます。

DMM.makeでは3Dプリンタによって、STLフォーマットの
データから実物を作るサービスを提供しています。

 

まずは、以下より新規登録しましょう。
(登録しないと注文できません)

「つくる」を支えるプラットフォーム - DMM.make
「つくる」を支えるプラットフォーム - DMM.make

DMMによるハードウェア領域のプロダクト、サービスをDMM.makeブランドとして展開。3Dプリント受託製造サービス(設計・製造・販売・技術導入のご支援)の他…

続きを見る

アカウントを取得したら、いよいよさきほどの
3Dマスクデータをアップロードします。

データをアップロードすると、それが本当に3Dプリンタで
制作できるものなのかチェックされます。

先ほどのイグアスのデータは完璧で一発で合格です。

データのアップロード時、そしてデータチェック完了時点の
それぞれでDMM.makeからメールが届きます。

データのアップロードで問題が無い場合は
翌日か翌々日(営業日)にOKの返事が来ます。

無事、データチェック完了後に、素材選びを含めて
注文ができるような仕組みになっています。

3Dプリンタで現物のマスクを作る素材もいろいろ選べますが
イグアスはナイロンを想定して設計しているようですので
チェック完了後の注文ステップでそのナイロン素材を選択します。

素材によって費用が異なります。

DMM.make マスク

 

この図の例では約8,000円。
これを高いと思うか安いと感じるかはわかりませんが
繰り返して使えることがやはりメリットです。

それ以前に、マスクがどうしても手に入らない、
しかも手作りするのは面倒だしという方は
こういった方法もあるのでご検討してみてはいかがでしょうか。

 

因みに、私は現在注文して商品到着待ちの状況です。
イグアスでは試行錯誤を重ねて設計し、そのデータ無料公開という
男気に敬意を払って注文しました。

あとは実際に使い心地を試して、またあらためて
感想なりをアップしたいと思います。

東京ロックダウンがいつ実施されるかわかりませんが
事態はこのまま良い方法には進まないと思います。

マスクはもっと品薄状態になる可能性もあり
手元にマスクが無くて困っている方、
家族のために一刻も早く何とかしたい方にとっては
朗報かもしれません。

今後はDMM.makeではコストダウンに努めてもらいたい
というのが願うところです。