LPtoolsの「女性向け」テンプレート～視点を変えると「お客さま」が見える話

『LPtools』は、LP（Landing Page)を作成するための専用ツールです。

LPは訴求したい『すべてがそこに書き留められている』から
普通のブログ記事などと比べようなく効果を発揮します。

私はこれまでに、市販のLP作成ツールは国内外のもの含め手当たり次第に入手し且つ使ってきました。
正直なところ、コンテンツの販売や紹介においてLP以上に重要な手段は無いとさえ思っているくらいです。

それなりに使えるもの、中には全く使い道が無いものありました。
『LPtools』の登場後、実感としてこれに敵うツールを今のところ知りません。

LPtoolsの「女性向け」テンプレートとは

LPtoolsがリリースされて間もなく、開発・販売元となる
Catch the Webの松井社長や役員さんといろいろお話させていただく機会がありました。

当時から「女性向け」LPについて前向きに取り組んでおられることを知っておりました。
現在、LPtoolsの購入者サイトでは「女性向け」テンプレートが無償公開となっております。

「女性向け」とは、作り手の立場ではなくあくまで
LPを閲覧する購入者視点での話です。

まずはどんなものか、目的別にサンプルページが公開されているのでご紹介します。

これらテンプレートをLPtoolsの中に取り込むことで（一発操作です）
LPとしての基本的な「入れ物」があらかじめセットできるという仕掛けです。

ゼロから作り出すよりもはるかにスピード感をもって、
中身に集中できるというメリットがあります。

男性の作り手にこそおススメしたい「女性向け」LP

ひとえに「女性向け」といってもそこは一括りできるようなものではいことは明らか。
ただ、先ほどご紹介したような色合い、トーンのほうが受け入れられやすい
商品などたくさんあることも確かだと思います。

人生は視点を変えることで新しい道が拓けることもしょっちゅう。
多くの方は一度はそういう経験をされてきたと思います。
それを邪魔するのは私たちにある固定観念でしょう。

ふと、Amazon Prime Videoで最近観たギリシャ発の
「テーラー　人生の仕立て屋」という映画を思い出しました。

ネタバレ含めて概要をお伝えすると・・・

アテネで36年間、高級スーツの仕立て屋店を父と営んできた寡黙なニコス。
だが不況で店は銀行に差し押さえられ、父は倒れてしまう。
崖っぷちのニコスは店を飛び出し、手作りの移動式屋台で仕立て屋を始める。
だが道端で高級スーツは全く売れず、商売は傾く一方・・・。
そんな時、思いがけないオファーがくる。
「ウェディングドレスは作れる？」これまで紳士服一筋だったニコス。
思い切ってオーダーメイドのドレス作りを始めるが―！？
一歩を踏み出した生真面目な仕立て屋。彼が作る色とりどりのドレスが、新たな出会いと幸せを繋いでいく、希望溢れる感動作！

Amazon Prime Videoの紹介文

この物語では、仕立て屋ニコスも父もこれまでお客さんは、
「高級スーツをお店に来てオーダーしてくれる男性」一点張りでした。

今ではお店も抵当にとられるほどに全くお客さんが来てくれません。

それを「お店に来てもらう」→「屋台で自分が出向く」ことで集客層を広げ、
ついにあるお客さんのリクエストから「高級スーツ」ではなく「ウェディングドレス」に切り替え、
・・・という新しい着想・視点とその地道な実践が実を結んだ話です。

この映画がよりリアリティに富んでいるのは、そこから
大金持ちになった！というようないかにも臭い話ではなく、
小さな成功が繰り返されることで、新たな可能性の存在を示していることです。

つまり、自分のお客さんが誰なのか？
何を作ればよいのか、絶望の淵にいた人がやがて、
すぐそばにあったのに気付かなかった新しい自分の道を発見した喜びです。

これって、私たち凡人がたまに人生で巡り合う出来事と同じです。

LPtoolsの「女性向け」テンプレートも、見方によって特に男性の作り手は
今まで気づいていなかった、あるいは固定観念で退けていた新たな
お客さんのイメージを発見できるかもしれません。