過去に配信したメルマガを、MIRAとの対話で現在のAI時代に向けた記事に再構成しました。
元の思想を残しながら、今の考えや経験をどう加えたのか。
Before/Afterの比較PDFと、実際の制作過程を紹介します。
古い文章の中に、今も伝えたい考えがあった
何年も前に、自分で書いて配信したメルマガがあります。
テーマは「チャンス待ち志向」でした。
目の前に出てきた方法や商品を見て、「これならうまくいくかもしれない」と取り入れる。
でも、自分の仕事全体をどう進めるかが定まっていなければ、やることだけが増えてしまう。
その前に、自分の戦略を持つことが大切だ、という内容です。
AIが登場するずっと前に書いたものですが、この考えは今も変わりません。
会社員時代から、戦略がある場合とない場合の違いを肌で感じてきたからです。
一方で、今はAIに困りごとを尋ねれば、整理された答えを得られます。
昔と同じ感覚で、ノウハウを集めることを批判する話にはしたくありませんでした。
時代の変化と、現在の私の考えを踏まえて、新しい記事にしたかったんです。
Before/Afterで変わったこと
今回作ったのは、AIの新機能や活用商品の情報に振り回されがちな方へ向けた記事です。
変化を整理すると、次のようになります。
| 比較する点 | Before:過去の配信原稿 | After:MIRAとの対話で再構成した原稿 |
|---|---|---|
| 中心となる問い | 目の前の方法に期待する前に、自分の戦略を持っているか | AIから得た答えや提案を、何を基準に採用するか |
| 引き継いだ考え | 自分の目的に沿って、選び、決めること | 同じ考えを、現在のAIとの付き合い方に展開 |
| 新しく加えた材料 | ― | 現在の画像制作の経験、本人理解についての実感、提案の根拠を吟味する考え |
| 読者への提案 | 自分の目的に合う機会を選ぶ | 目的を伝え、別の視点を受け取り、根拠を見て自分で決める |
元原稿の言葉をAI関連の言葉に置き換えるだけでは、現在の私の経験や考えまでは入りません。
そこを、対話で確かめながら作りました。
比較PDFをダウンロードできます
元原稿と作成後の原稿を、2本のPDFにして一つのZIPにまとめています。
AfterのPDFには、MIRAが具体的に何を聞いてきたのかも、補足として添えています。
なお、Beforeは過去に配信した原稿です。
そこにある数字や引用、断定的な表現を、現在の情報として再提示するためのものではありません。
どんな考えが引き継がれ、対話によって何が加わったか。その点から見比べていただければと思います。
最初に頼んだのは、書き直しではなかった
MIRAには、まず次のように依頼しました。
元原稿から、私が何を大切にし、何を問題にしていると理解したかを教えてほしい。
一つの原稿だけでは分からないことは、推測と分けてほしい。
今の考えや具体的な経験を確認する必要があれば、質問してほしい。
まだ本文は書かなくていい。
いきなり完成原稿を出してもらうより、まず、私が何を伝えたい人なのかを確かめてほしかったんです。
対話では、元原稿の中心を「自分の目的を持ち、目の前の情報や商品を自分で選ぶ」
という考えとして整理しました。
同時に、昔の数字や引用、強い断定を、そのまま今回の記事の根拠には使わないことにしました。
過去の原稿に書いてあることと、現在もそのまま使えることは、分けて考える必要があります。
MIRAに質問され、今の考えを言葉にする
その後、MIRAが確認してきたのは、主に次のことでした。
- 今も変わらない考えは何か。
- 今なら言い直したいところはどこか。
- 最近、AIを選ぶときに判断した具体例はあるか。
私は、戦略の重要性は変わらないことを伝えました。
また、今はAIから知識を得られるので、情報を集める行為そのものを悪いものとして扱いたくない、
とも答えました。
具体例として話したのが、画像制作です。
それまで別のAIで(ManusやGemini Notebookなど)やCANVAで作っていたアイキャッチ画像やアイコンを
ChatGPTでも作ってみると、場合によっては、自分の好みに近いものができることがありました。
制作用のプロンプトにおいて説明することも減ったように感じていました。
私の好みなどを、ある程度つかんでくれているのかな、と。
これは私自身の実感であって、仕組みを検証した話ではありません。
ただ、その経験を話すことで、「AIを選ぶ基準には、自分の意図がどれくらい伝わるかもある」
という視点が、記事に入りました。
「自分に合う答え」の先に、何を期待するか
さらに聞かれたのが、MIRAによって利用者にどんな状態になってほしいか、ということです。
私が伝えたのは、特定のAIや機能にこだわるより、目的に合わせて新しい視点や気づきを得られるようにしたい、という考えでした。
自分では見えていなかった方向に、少し光が見える。
それによって、元気も出る。そういう関係を作りたいんです。
ただ、提案が返ってくれば、何でも受け入れてよいわけではありません。
なぜ、その提案なのか。根拠に説得力があるか。自分の目的や、大切にしたいことに合っているか。
そこを見て、採用するかを決めるのは本人です。選んで行動する責任は、結局人が引き受けるからです。
このやり取りを経て、今回の原稿は「戦略を持って選ぶ」という元の主張から、
AIの提案をどう受け取り、判断するかまで広がりました。
私が考えたことと、MIRAが担ったこと
今回、新規チャットでMIRAを立ち上げ、元原稿の提示からAfterの原稿案ができるまで、私の感覚では30分くらいでした。
ただし、誰でも同じ時間かかる、という話ではありません。
私がMIRAからの質問への回答を考え、打ち込んでいる間にも、いろいろと考えが巡っていました。
これは私の思想、考え方、避けたい表現、言い回しなどをMIRAに正確に理解させるために、
できるだけ正直な自分を説明する言葉を探していたからです。
むしろ、そこは人がやるべき領域だったと思っています。
| 私が考え、判断したこと | MIRAが担ったこと |
|---|---|
| 今も変わらない考えと、言い直したい考え | 元原稿の主張と、未確認の点の整理 |
| 現在の具体的な経験 | 経験を確かめるための質問 |
| MIRAで実現したいこと | 回答から記事の軸と構成を提案 |
| 提案への納得や違和感 | 確認した内容を原稿に反映 |
Afterを、そのまま自分の発信として使うかどうかも、私が判断します。
今回重視したのは、文章が完成したことに加えて、私が大切にしていることや嫌がることを踏まえ、現在の考えが反映された原稿になっているか、という点です。
MIRAでいう「AIから降りる」とは
MIRAでは、「AIから降りる」ことをテーマにしています。
指示づくりや作業の段取りを抱え続けず、自分にしかできない思考と判断に集中する。
そのために、ややこしい手間をAI側に任せていく、という考えです。
今回も、最初から私が記事の構成を細かく決め、必要な質問を全部用意したわけではありません。
手元の原稿を渡し、何をしたいかを伝える。
質問に答え、理解が違えば直す。提案の理由を見て、方向を判断する。
そのやり取りを踏まえて、MIRAが構成と原稿を作りました。
MIRAは、利用者の考え方や書き方、好むこと、嫌がることなどの本人理解を、仕事を進めながら深める設計にしています。
その理解を土台に、別の視点や進め方を理由とともに提案し、作業や品質確認も担い、成果物の完成へ進めます。
今回の原稿作成は、その使い方の一例です。
手元の材料から、始められる
過去に書いた文章。仕事で使った資料。Kindleの原稿。まだ整理できていない考え。
その中に、今も生かせるものが残っているかもしれません。
全部をきれいに整理してから頼む必要はありません。
材料をもとに対話を始め、今の自分が何を伝えたいかを確かめ、使える形にしていく。
今回のBefore/Afterを見て、「自分の文章や仕事でも、こういう進め方をしてみたい」と感じた方は、MIRAの詳細をご覧ください。
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