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ワードプレステーマの選び方その基準~WING(AFFINGER5/5EX)とTCDで考える

2019年10月22日

WordPressのテーマ選びで悩んでいる方へ

これから自分の(個人の或いは会社の)サイトを
開設したいと思ったとき
そのサイトどうやって作ろうかなぁ~

中身(コンテンツ)が最も大切ながら
入れ物(テーマ)選びに悩むことが多いはずです。

と言いますか、この関係でのご相談を
わりとちょくちょく受けておりますので
現時点での考えをまとめてみました。

CMS(Content Management System)として
Wordpressは世界で最も多く利用されており
同時にSEO的にも優れた特性を持っています。

最初から明確にどのようなサイトを
作りたいかをきめ細かく描いている人もいれば
逆にぼんやりしたイメージしかもっていない人もいます。

そうであっても次の点は出発点として重要です。

ビジネス用なのか?
それとも個人の趣味レベルで使うのか?

ここではあくまでビジネス、仕事の一環として
サイトを作るという点に絞って
Wordpress歴15年以上にて理解できている
ポイントを振り返ってみました。

 

無料テーマのリスク

都内の中小企業経営者たちとたまに打合せする機会があって
この時に知ったことがあるのですが・・・

会社のHPをワードプレスで作っているのですが
『無料テーマ』を使っている企業が結構あるのですね。

確かに世界中にごまんと無料テーマが出ていますので
選び放題には違いありません。

ただ・・・

やはり企業活動するうえで
無料テーマで会社の顔(HP)を見せるのは
論外だと私は思っております。

なぜかというと、そもそも無料なため
セキュリティ対策も、機能障害への対応も
基本的に何の保証もないわけです。

従って年月が進むほどに様々なリスクが
出てくるわけですが、もともと無頓着なケースが多く
そこからどのような経営リスクが発生するのかも
理解していないことが非常に多く見受けられます。

ビジネスならば中長期に続けることを
誰もが考えるはずですので、たかが
ワードプレステーマ代をケチることで
大きな損害を出すことは避けるべきでしょう。

 

外注化のリスク

ワードプレス自体の扱いに慣れていない人も
もちろんたくさんいるわけですが
この時、安易に外注サイトなどで
ワードプレステーマを制作依頼すると往々にして
これもまた多大な潜在リスクを抱えることになります。

それもまた障害対応にも限界があり
同時に機能追加や機能改善および
ワードプレス仕様のアップデート
に追従するためには相応の費用が必要です。

国内サービスの一例では、制作初期費用が
50万円~100万円で、毎月課金で5万円~8万円
・・・費用対効果においてこれくらいの覚悟があれば
トライする価値はありだと思います。

最初からオリジナルのテーマを作るのは
組織化され資金面で不安の無い企業なら別ですが
個人事業主レベルであるなら賛成できません。
(私自身、数年前に挑戦し
 資金面の継続問題で挫折しました。)

ということで、市販のワードプレステーマを
選ぶのが最も安全で、且つ結局は
最小の投資で可能な方法だと強く主張しておきます。

 

方向性が180度違うWINGとTCDで考えると分かりやすい

まず、今ご覧になっているサイト(ページ)ですが
WING(AFFINGER5EX)というテーマで制作しています。

ワードプレステーマを選ぶ場合に、WINGとTCDという
両極端にあると理解しているこの2つの特性を
ご紹介するのが一番ご参考になるかも・・・
と思った次第です。

では順番にお伝えします。

汎用且つカスタマイズと効果を計測できるWING

WINGは、AFFINGER5およびその上位版であるAFFINGER5EX
の総称だとご理解ください。

WINGは株式会社オンスピードが2018年3月から
提供しているワードプレステーマです。

サイトをじっくりと自分流に作って
時間をかけて成長させていきたい・・・

その目的には例えば個人ブランドを創る、さらに
そこから収益を得ていく、ということがあって
当たり前なんですが、そこが落としどころの人には
これ以上無いほどにコスパが高いテーマだと感じています。

カスタマイズでは「やるべきこと」ではなく
「やれること」が多すぎるほどです。

つまり、機能がもともと半端でないことに加え
新たな機能がどんどん追加されているのが特徴です。

2018年のリリース後、現時点までに(1年半で)
40回のバージョンアップ版が提供されています。

もともとバージョンアップは保証外ではありますが
鬼のように機能改善・追加と都度見つかった障害対応
で今に至っています。

この図はそのイメージです。
もともとあった機能が1000だとして、その後
どんどん機能追加もあって現在2500に達した、
そのような感じで機能が拡大しています。

AFFINGER5 バージョンアップ

 

単なるBug修正だけではなく、機能追加が
いつまでも続いているのです。

一方で、この後ご紹介するTCDシリーズや
インフォトップ他ASPから提供されているテーマ
については概ねこのような感じで推移しているようです。

一般的ワードプレステーマの機能改善

縦軸は機能全体とお考えください。

バージョンアップの都度、主な内容は
機能追加ではなく障害対応になります。

時間がたってもリリース時点で提供した
機能から大幅な追加はまずありません。

ところでWINGはなぜ他社と違うのでしょうか?

それは・・・

前提にあるのは、まずテーマ商品として
WING一本のみを販売しているからです。
(STINGER PRO2という弟分をカウントしません)

WING販売前に無料版のSTINGER配布時代より
数多くの利用者の声を反映していました。

WINGとなっても、利用者のさまざまな要望を
聞いてフィードバックしているのです。

機能が多いのは、利用者の要望に
耳を傾けてそれを反映し続けているからです。

すべてWING一本に絞って拡販を
追求しているからだと私は理解しています。

だからこそ、「やれること」が多いのは
他社テーマを完全にぶっちぎりで独壇場。

他社テーマ(TCDは例外なのでこの後記載)
で同様に一本に絞って販売しているテーマも
障害対応には応じています。

ただ他社テーマでは追加された機能、
トータルとしての機能はリリース時点のものに限定され、
なぜか途中で失速しているような感じがしてなりません。

売ってしまった後は、開発チームも解散するせいか
機能追加にはほとんど応じてくれません。

といっても機能追加は本来どこも
保証外なのでそのようなもの、と
割り切るべきかもしれません。

WINGはその点においては、
地道にファンを増やすべく
無償の機能追加を惜しまない姿勢があり、
だから気づいたら化け物のようなテーマに
仕上がっているという状況です。

まとめるとWINGというテーマは
汎用性をもってどのような形へも
変幻自在な可能性とその手段を持ち得ている
ということができます。

このスタイルがあなたに合っているかどうかは
別問題ですが、自分流を貫きたいという方には
WINGが最適解ではないかと思います。

SEOも各種計測も非常に強力です。
計測用の各種専用プラグインがあるのは
私が知る限りWINGだけだと理解しています。

「稼ぐ」に特化し「最適化」を革新したWING(AFFINGER5/5EX)とWING専用KENBO特典のご紹介 - インフォレビュー(INFOREVIEW)
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利用目的が明確でマッチするならTCDをカスタマイズなしで使う

さてWINGと正反対のアプローチ
取っていると思われるのが株式会社デザインプラスが
提供しているTCDシリーズです。

何が正反対かというと、
TCDシリーズにおいては販売ページで示す
サンプルサイト(=デモサイト)こそが最終形、ゴール
なのです。

デザインの秀逸性は他社を圧倒するはずですが
このサンプルサイト(=デモサイト)のデザインにこそ
全エネルギーを注いでいるといって過言ではありません。

そのサンプルサイトはWINGのように汎用性ではなく
固有の利用目的をあらかじめ前提にしています。

カスタマイズは可能ですが、カスタマイズすれば
するほど本来の美しさや使い勝手は劣化していく、
それほどにカスタマイズ無用のテーマなのです。

固有の利用目的別に現時点では
62種類のテーマが利用できますが
この種類も他社を圧倒しています。

先にTCDシリーズでは機能追加も他社並みに
ほとんど無いことを図示しましたが
それを目指しているわけではないので
ある意味当然なのですね。

機能を増やして汎用性を高くするより
別の利用場面を想定しユニークなテーマを
リリースするほうが良いという戦略に立っています。

そういった意味では、ワードプレステーマの
利用目的がはっきりしていて、TCDシリーズの中に
それとベストマッチしそうなテーマが存在すれば
迷うことなく選択するのが一番です。

デザインレイアウトもカラーリングも
1ピクセル単位の線幅もしっかり計算されていて
それを具現化したのがサンプルサイト。

こちらのページでは、その全テーマを
ご紹介しています。

最高品質をサクッと実現するTCD WordPressテーマとKENBO特典
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ということで、オリジナリティとカスタマイズを
どこまでも重視するならWING、

ドンピシャのテーマがそこにあるならTCDシリーズ
でカスタマイズしないでサンプルサイトを目指す、

これ以外の他社テーマはその中間部分に位置すると
考えると判断しやすいと思います。