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動画生成AI:Sora vs King~覇権争いの現場

2024年6月23日

動画(映像)生成AIの世界では熾烈な競争が発生しています。

なにが?

と言われると、AIの仕事に末端でも長く関わっていると
どこそこの誰がどんなテクノロジーでこれこれを作った、
という話題が尽きずしょっちゅう耳に入ってきます。

日本国内の話はほとんどなく、海外のニュースとしてです。
我が国はトップの背中を見て追従しているレベルであり、あっ!と世界を驚かせるような
投資もスキルもまだまだなのか、それとももう諦めモードなのかわかりませんが
ついぞ聞いた試しがありません。

OpenAIに立ち向かうKuaishou

このページをご覧になっている方でOpenAIという名称を知らない方はいないでしょう。

言うまでもなくChatGPTの生みの親であり、2022年にChatGPT3をリリースして以来
爆発的な人気を集めている非営利団体ですがやや複雑な事業構造となっています。

このことはまたあらめて述べるとしても、ざっと見てもいろいろあり;

  • そもそもどうやってOpenAIが作られたのか?(2015年)
  • CEOのサム・アルトマンと賛同者のイーロン・マスクがいて
  • Googleから超優秀なAIエンジニアであるイリヤ・サツケバーを引っこ抜いて
  • OpenAIは元々NFL(プロアメリカンフットボールリーグ)トップレベル収入のあったAI技術者10人くらいで始まり
  • その後テスラに吸収を迫ったイーロン・マスクが飛び出して
  • その後イリヤ・サツケバーも賛成したサム・アルトマン解任劇と復活
  • Microsoftとの提携
  • その後ChatGPT3までにChatGPT1、ChatGPT2もガマンしつつ
  • ChatGPT3.5、ChatGPT4、ChatGPT4o
  • 2024年2月にSoraをアナウンス

私自身は、ChatGPTが世に出てくるための最大の技術的貢献は、
イリヤ・サツケバーにあって、だからこそ
もともとはGoogleがAIの王者
だったと理解しています。

さて、OpenAIの最新AIでもあるSoraは、2024年2月アナウンス後も
まだベータ版すら一般公開されていません。

技術的、倫理的その他クリアすべき問題がまだまだ残っているのでしょう。

ただデモを見ると、動画サンプルも追加されていて
末恐ろしい進化の途中にあるな、と感じます。

下矢印
https://openai.com/index/sora/
https://openai.com/index/sora/

openai.com


動画(映像)生成AIがこの先どんどん進むとそのもたらすインパクトは、
おそらくChatGPTベースのテキストアウトプットとは比にならないと思われます。

今でもすでにフェイク動画が蔓延しつつある状況ですが、
視覚・音によって人間の感覚に直接大きな影響を与えられ、
動画生成AIによって作られた映像をほとんどの人が簡単に信じてしまう。。。

という時期がまじかに迫っているように危機感覚えます。

こういった動画生成AIのジャンルでもOpenAIを始めとしたアメリカが
当然ながら圧倒している現実ながら、そこに食い込んでいるのが中国企業です。

Kuaishou Technologyという企業は、
TikTokのライバルアプリ(中国でのシェアは2番目)を提供していますが、
最近、動画生成AIアプリをリリース開始しました。

KuaishouのKing

Kuaishouは、TikTokを提供するbytedanceと違って
既に香港証券取引所に上場している企業です。

Kuaishouが提供しているKingというアプリは、
すでに一般ユーザ向けにリリースしているようで、
OpenAIは先を越された感じですね。

このページでは7つのデモが表示されていますが、
アメリカ(バイデンであれトランプであれ)がいかに
脅威に感じるかをこれだけでも理解できます。

因みにKingを使うには、中国での電話番号登録が必要なようです。