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「魅了(魅惑)する」最新ブランドマーケティング~あなたのやりたいことがいつも3つの大敵に負けるワケ

2022年6月27日

この記事は、実は最新のマーケティングノウハウに関して有料ノウハウの一部公開になります。
ごく一部であっても、人によってはそこらへんの高額塾とは桁違いの価値があるかもです。

2022年の年頭になります。
私が関係している某企業の海外法人からとてもユニークで
世界レベルで極めて大きな実績を出している米国のマーケッター・・というより
ブランドクリエイターといったほうが良いかもしれません・・・
について紹介を受けました。

マーケティング・・・という言葉に、なんか小難しいそう
・・・とひいてしまう人がいると思います。

そういう方はきっと「(ネットで)稼ぐ」ことに強い関心がありながら、
そのために自立の可能性を探っている個人事業主、もしくはその予備軍だと思います。

すでにご自身のロードマップを歩み実績を伴っている零細から小企業の社長であれば、
自分が果たす最も重要な仕事はマーケティングであることを自覚しているはずです。

つまり、自社(自分の)の商品あるいは自分自身をいかに売るのかがそれに該当します。

しかしそれには多難な苦労が伴うだけではなく、
うまくいく例はほんの一握りです。

なぜでしょうか?

ひとつ明らかなことは、従来の古い教師型というか
ステレオタイプのマーケティングが通じなくなっているにも関わらず、
それにしがみついているせいです。

本ページでは、ほんのさわり部分のみになりますがそれでも多少なりとも
価値を感じる方がいらっしゃるはずです。

きっとあなたは気づいていない、ホンモノのノウハウの
一端をここでお見せしたいと思います。

コミュニケーションを全滅させる3つの大敵

都内で電車に乗ると(というより今や全国共通現象ながら)
今や95%以上(ベビーカーで眠る赤ちゃんを除いて)の人が
スマホをいじっている時代です。

座席で眠りこけている人も、よくスマホを握ったままの光景に出会います。

ネットの無い時代、あるいはネット初期の頃までは
まだまだ情報自体が乏しく、人々は情報に接して集中力を保っていると言えました。

こういう時代に有効と考えられてきたマーケティングを
錆を浮いてるのを何となく知りつつも、今でも妄信している人が多いです。
(考えなくても良いというメリットがあるからです)

この有効と考えられてきたアプローチは次の2つです。

  • リーチ:いわゆる広告を見聞きするユーザ数のこと
  • フリークエンシー:一人のユーザが特定広告を見聞きする頻度のこと

古い時代、どれだけ情報提供するか、またそれで楽しませるかで
情報の効果があった=売上に繋がったのです。

ところが今は様相がまったく違います。

情報は有り余っている反面、人々の集中力は乏しくなっているのです。

私たちは日々、何らかの情報に触れるだけで
その選択肢の多さに圧倒されています。

そして、コミュニケーション上に大きな3つの問題が露呈しているのです。

コミュニケーションとは、
仲間や顧客とのミーティング、
自己紹介、
フィッシングが多くなっている個人アカウントメール、
組織内外のビジネスメール、
Google広告(アドセンス広告)
・・・

こういったことの全てです。
何等かのリアクションを期待する情報発信が最初にあります。

さて、その3つの問題(大敵)とは・・・

  • 絶えず気が散る
  • 絶えまない競争
  • 検索エンジンによる情報のコモディティ化

この3つです。

気が散ることと集中すること

言うまでもなく今の時代、気が散る要因に事欠きません。
気が散る要因はどんどん増えていることに比べて、
何かに集中できる持続時間はどんどん減っています。

モノの本によると、今の時代特に
脳は気が散るように絶え間なく訓練され、
そして気が散ることで快感を覚える
ということです。

気が散るとは、散る前に集中できる時間とは?
と聞いたほうが正解かもしれません。

ある調査では9秒、もしくは8秒ということです。
つまり、集中持続時間のMAXのことです。

この短い時間を、この後ご紹介するブランドクリエイターは
金魚と同じだと喝破しました。

金魚が泳いでて、プイと方向を変えるまでの時間です。
これがMAX8秒から9秒。

現代人が集中維持できる時間がこれなのです。
金魚なみなのです(笑)

だとすると、そこで必要なことはなんなのか?

が重要になってきますが、詳細は省略するものの
「魅了すること=FASCINATE」だというのが
かのブランドクリエイターの主張であり非情に説得力のあるものでした。

競争は「ベター」では勝てない

マーケティングをする、ということは別の言葉では、

  • ありふれたモノやサービスを提供する
  • ニッチ、特別感、アドレナリンが沸いて出るようなモノやサービスを提供する

大抵はこのどちらかのことを言います。

さらに言うと・・・

消費者は無数とも思える選択肢があるとき、
フツーにその人にとって「最も魅了」するものを選びます。

さらにさらに言うと・・・

例えばシャネルの財布と、全く同じ財布でシャネルロゴの無い財布があれば
高額なシャネルの財布を選びたがるのはなぜでしょうか?

お金を払うのは、その財布というグッズにあらず、
実は無形のベネフィットにあることが多いのです。

いろいろと考えてみると、何等かの商品(モノやサービス)を作ったとして
それがライバルよりベター
という謳い文句で勝てる時代ではないですね。

「ベター」というレベルはあっという間に塗り替えられます。
その瞬間、「ベター」だったはずの商品は売れなくなります。

じゃあ、何だったら勝てるの?

その答えは・・・「違う」ものにあります。
違うものであれば、比較しようがないわけです。

かのブランドクリエイターの言葉ではこうなるようです。(↓)

Different is better than better.

つまり、「違う」ことのほうが「ベター」よりベターだと。

この話題も深いのでここまでとしておきます。。

コモディティ化が浸透

そういえば、当ブログでも紹介している木坂健宣さん
木坂さんといえば、和田大輔さんのビジネスパートナーにして
ファンの方も多いと思います。

マーケッターというより哲学者的な雰囲気がある方です。

彼も10年以上前から
『グローバル化とコモディティ化が進むので、これに準備すべき』
という主旨の話をあちらこちらで言ってたように記憶しています。

グローバル化という点では、ロシアのウクライナ侵攻によって
世界の二極化(民主主義を理念とする国家と専制・全体主義国家の対立)
が今後進み、世界にあまねく・・・ではなくより混沌とした形でグローバル化が進みそうです。

また、コモディティってなに?
と思う人が多いかと思います。

コモディティ化というのは、誰が作っても同じようなものができる
という感じで、高付加価値を持っていた商品の市場価値が低下し、
一般的などこにでもある商品になることを表します。

消費者の目からすると、あるブランド商品も同じカテゴリーの
他社製品と大差なく、差別化がなんなのかもわからない状態です。

あなたがアフィリエイターだとすると、
扱う商品もそもそも大差ない状態で、
しかもフツーにブログで紹介するだけ・・・・

となると、他人のサイトと区別する価値が訪問者にとっても見当たらず、
やっていることがコモディティ化している状況と言えます。

サリー・ホッグスヘッド

冒頭にお話したブランドクリエイターは、
サリー・ホッグスヘッド(Sally Hogshead)という女性です。

24歳のときに全米で最も多くの受賞を勝ち得たセールスライターであり、
世界のブランド・グル(権威)のトップ10のひとりだそうです。

彼女の著書である『FASCINATE』を読んで本当に驚きました。
これは・・・新しいし、鋭い。プロ中のプロのメッセージだなと。

こちらが彼女のWebサイトです。
ホッグスヘッドは『豚の頭』という意味ですが、これは本名で
ロゴにもあしらわれています。

Sally Hogshead | Different Is Better Than Better
Sally Hogshead | Different Is Better Than Better

Different Is Better Than Better. Win the moment. Impress and influence. Disrupt and defy. Inspire an ...

sallyhogshead.com

なんでこんな話をしているかというと。。。

サリーのノウハウをおすそ分けしてもらい、
自分なりに活かしてみたいことと、同時にうまくいったら
それを自分のアウトプットにしてみたいと強く思っているからです。

このページでは、あくまでネット氾濫の時代において
邪魔をする3つの大敵のさわりだけをお話しています。

しかし、もっと重要なことは
それを克服して成果に結びつくマーケティングを行うことです。

要するに、結果を出すことですね。

ここにこそ最大のノウハウがあり、何度も頷きながら
『すげーな、これは!』
と思ったことをまた別の日に何等かの形で提供したいと思います。

ああ、そうだ。
サリーが教えてくれた二つの会社をご紹介します。

彼女が示唆した解決方法は、定量的で計測可能な方法です。
感性でなんとなく・・・ではありません。

Different is better than better.
をそのまんま打ち出して成功している事例です。

一見、下ネタですが大真面目。

ひとつはデンマークのスピースという旅行会社。
『デンマークのためにやろう。ママのためにやろう』
というパッケージがあるのですが、なにをやるの???

答えは、赤ちゃんが誕生するきっかけになる行為です(笑)

つまり、妊娠をこれでもかとアシストするニッチなサービス。
この話を紹介している記事を見つけました。

民間企業による少子化対策 | 北欧研究所(Japanordic)
民間企業による少子化対策 | 北欧研究所(Japanordic)

10月1日、旅行代理店スピースが、新たな旅行促進PRプログラムを立ち上げた。昨年に引き続き2度目の「Do it for Denmark」と名付けられた少子化対策という名の旅行促進PRプログラムが注目さ ...

www.japanordic.com

ご覧になるとお分かりのように、少子化対策のためのユニークな施策なのです。


もうひとつ、今度は人口コントロールの話なので真逆。
バンコクにあるレストランですが、その名も『キャベジズ アンド コンドームズ』
まぁレストラン名にストレートに名前を使っているのがいいですね。

こちらもそのサイトを紹介している記事を見つけました。

キャベジズ アンド コンドームズ。バンコクでおすすめの面白いレストラン。 | タイ一択
キャベジズ アンド コンドームズ。バンコクでおすすめの面白いレストラン。 | タイ一択

バンコクでコンドームをモチーフにした面白いレストラン「キャベジズ アンド コンドームズ」を紹介!珍スポット?真面目なレストラン?一度は足を運ぶ価値あり。おすすめです。

runbkk.net

いかがでしょうか?

少しはガチガチのマーケティングのくびきから
解放された気分になれましたか?