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こういう記事が書きたい│伊東 乾さんの「母子家庭の夢から生まれたノーベル賞」から

文章の一節が目に入った瞬間、惹き込まれる記事
たま~に巡り合うことがあります。

本ページでは2022年10月5日付けのJPRESSに投稿されていた話で、
ノーベル賞受賞されたスバンテ・ペーボ博士にまつわる秀逸な記事をご紹介します。

母子家庭の夢から生まれたノーベル賞記事

ひさびさに、誰も書けないようなユニークな視点であり
且つ尊敬の心を捧げ、ライターの個人的事情を重ね、
そしてユーモアも巧みに混じった記事を発見しました。

当ブログはマーケティングやセールスライティングなどを主題のひとつにしていますが、
こういった記事の視点、書き方に唸らせるものを感じて紹介します。

この記事、サブタイトルがついており
『婚外子とその父、ノーベル審査員科学者の秘められた私生活』

どうです、
何かちょっとミステリアスで興味を引くサブタイトルに思いませんか?

数奇な運命、といいますか記事の中に出てくる
少年「ペーボ君」を温かい視線で語るライターの姿が想像できます。

何はともあれ、記事をお読みください。
私は記事トップページに掲載されたスバンテ・ペーボ博士の写真もお気に入りです。

まさしく「ペーボ君」そのもの。
少年特有の未知へのわくわく感がその目と表情に表れているからです。

母子家庭の夢から生まれたノーベル賞 婚外子とその父、ノーベル審査員科学者の秘められた私生活(1/5) | JBpress (ジェイビープレス)
母子家庭の夢から生まれたノーベル賞 婚外子とその父、ノーベル審査員科学者の秘められた私生活(1/5) | JBpress (ジェイビープレス)

 今年もノーベル賞の季節がやって来ました。 日本では、オリンピックでメダルを取るように「日本人、日本人」しか言いませんし、ノーベル財団がどういう観点から賞を出しているかなどには、全く(1/5)

jbpress.ismedia.jp

伊東 乾さんのこと

どんなライターが書いたのだろうか。。。
雑誌記者にしてはユニーク過ぎるし、と思ってライター名を見て驚きました。

伊東 乾(いとう けん)さん!

1965年生まれの伊東 乾さんは、作曲家、指揮者、大学の先生(准教授)、作家でもあります。

私はその昔、開高健ノンフィクション賞を受賞した「さよなら、サイレント・ネイビー」
というノンフィクションでお名前を知っておりました。

地下鉄サリン事件の実行犯と大学時代をともにしていた伊東 乾さん。
かなり衝撃的な深い、深すぎる話。

もともと著書から知ったので作家だと思っておりましたが、それは
数ある一面でしかなかったのですね。

母子家庭の夢から生まれたノーベル賞の記事、
伊東 乾さんだからこその切り口、お見事でした。

この記事だけからも、ライティングに関して
非常に多くの勉強ができたように思います。