コロナ禍 試練 選択

BLOG covid19

コロナ禍に晒され混沌としたテレワーク時代は「アフィ料率ゼロ」に備える選択の岐路にいる

2020年4月12日

私の住む地域も非常事態宣言が4月7日に出て、
当面・・・5月の連休明けまで自粛し
不要不急以外の用事では外出しないようにとなっています。

テレワークをすでに始めていらっしゃる方もいれば
そうできない仕事のために出かけざるを得ない方もいて
言えることは、この時代に生きている人にとっては
前代未聞の出来事が現在進行形でその渦中にいるということです。

この記事では、テレワーク時代に突入した今、そしてこれから
ネットでビジネスをしている人、生活のためにも
これからやろうかなと考えている人のために
私の理解をちょっとまとめたものになります。

 

普通の意味でのアフィリエイトは致命的打撃を受ける

今起きていることは、政治家、疫病の専門家、経済学者、経営者
いろいろに言われておりますが、ひとつわかっていることは
この先に起こりうる未来が誰にも見通せないということです。

コロナはいつか終息することは、過去の大きな疫病の
歴史を見てもはっきりしていて、それは間違いなさそうです。

過去の歴史では人類の一定以上の規模が感染し、
免疫を獲得することで終息に向かったと専門家も断言しています。

ただ今は昔と違って、グローバル化がうんと進んでいる状況で発生し
サプライチェーンも切れたままですし、各国が自国の利益だけを
中心に考えそうな危険な状況であり、アフターコロナは人類が
愚かであれば本当に地獄を見るような時代に突入するリスクも存在します。

2009年にパンデミックを警告したフランスの経済学者である
ジャックアタリ氏は、第2波、第3波を油断しないように再び警告しています。

過去の大パンデミックであったスペイン風邪では、
第1波よりも人々が油断したころに襲ってきた
第2波のほうが死者がはるかに多かったと証言しています。

 

おそらく・・・

5月連休明けまで自粛したとして、そこから
V字回復すると信じている人はあまり(ほとんど)いないでしょう。

政治家よりも科学、専門家の話のほうが信頼できると
人々は確信するようになりました。

日本の経済も他国との関係があって成り立ってたわけですので
世界全体で回復の兆しが見えてこない限りは、日本だけが
V字回復できるなどとは理論上あり得ません。

つまり、少なくともソーシャルディスタンスを意識した
ネット中心のコミュニケーションに頼る社会の暮らしが
今後もずっと長く続くと予想できます。

 

アメリカのメディアDIGIDAYは、4月2日に
「アフィ料率ゼロ」へ引き下げが始まっている現実をレポート化しています。

アフィ料率の下落に直面する、コマースパブリッシャーたち:「料率ゼロへの引き下げも」 | DIGIDAY[日本版]
アフィ料率の下落に直面する、コマースパブリッシャーたち:「料率ゼロへの引き下げも」 | DIGIDAY[日本版]

コマース収益のあるパブリッシャーは、ますます大きくなる新型コロナウイルスがもたらす経済的影響への耐性が多少はあると見られている。ただ、それも現時点ではという話だ。というのも、小売企業がアフィリエイトプ ...

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需要の高い、洗浄商品、健康、美容、ウェルネス、家庭用品、パーソナルケア、ベビー、食料品
といったジャンルでは、アフィリエイト料率ゼロという状況も出てきているようです。

需要があるのになぜでしょうか?

生活に密着した必需品については、需要に対して供給が追い付いてなく
アフィリエイターを使わずとも、商品を並べた瞬間から勝手に売れるからですね。

広告主にとってアフィリエイトを使う必要性が無いことが理由のひとつ。

一方で旅行、不動産、イベントなどはどんどん需要が落ちています。

またアメリカも日本も同じで、テレワークの増加に伴って
WEBカメラやヘッドセット、プリンターなどの需要が急激に伸びていて
現在家電量販店でも、WEBカメラ、ヘッドセットも入手難になっています。

仮にWEBカメラやヘッドセットの転売をしようにも
仕入れ自体が困難ですし、アフィリをしようにも商品在庫が無いために
アクセスがあっても報酬を得るチャンスがほとんどありません。

 

このように需給バランスが異常な状況に変化したため、
物販を中心にした普通の意味でのアフィリエイトは
今後やろうにも利益が無くなり、また広告自体も減ってくるはずです。

これがアフィリ料率ゼロに向かう理由の二つ目です。

企業の視点では、広告は最初にコストカットの対象になります。
(もちろん業態によってはこういうときこそ広告を出したい、
 という企業もありますがマイナーな存在です。)

人が家にこもってPCに張り付いているだけ。
移動しないので、消費も減ってくる。
そうなるとお金が循環しない。
その影響を受ける企業は、真っ先に不要な広告を自粛するはずです。
(私が関わっている企業も早速そうしています。)

広告が減るというのは、出稿する広告主が減るからです。

そうすると広告が減った分、アフィリエイトできる物販商品も減るし、
需要がありそうな商品はアフィリできても利益がほとんど出ない、
そういった状況になることは目に見えています。

影響を受けにくいジャンルもある

 

米DIGIDAYの記事によると、アフィリ料率がアップしているジャンルも指摘されています。

オンライン学習塾、オンライン食品注文、求人サイトなんかです。
これらも全部が全部上向きということではなく、広告主の判断に
大きく左右されるので、どれが安全という解は見つかっていません。

 

いきなりテレワーク時代になって今、人々が情報入手として
頼るものはTVやネットしかありません。

ネットは爆発的にトラフィックが増大しており
ご存じのようにYouTubeが配信品質を落としましたが
あれもトラフィックに耐えきれないと判断したからですね。

 

AmazonやA8も軒並み料率ダウンや停止案件増大

米Amazonがアフィリエイトリンクからの紹介料率を
大幅にカットすると決定、商品によっては50%以上のカットも。

アマゾンは・・・考えてもわかる通り
アフィリエイターは不要、無用となっているのが現実です。

アフィリエイターを使う時代はアマゾンにとってはとっくに
終わったとみて良いでしょう。

間もなく日本でも同じ動きが出てくるはずです。

Amazonがアフィリエイトリンクからの紹介料率を大幅にカットすると決定、商品によっては50%以上のカットも - GIGAZINE
Amazonがアフィリエイトリンクからの紹介料率を大幅にカットすると決定、商品によっては50%以上のカットも - GIGAZINE

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A8netでも、どんどん案件が消滅しています。
4月13日のA8アナウンスがこれ。

13 - 4月 - 2020 - A8スタッフブログ
13 - 4月 - 2020 - A8スタッフブログ

A8.net全般のお知らせ、アフィリエイトに役立つ情報を更新しています

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アフィリエイトタグをクリックして遷移するが
報酬は発生しませんよ、というような案件も出ていますので要注意です。

 

これからの時代はさらに本物のコンテンツが必要とされる

今まで以上に、人は家に閉じ込められたために
ネット利用が多くなるのは火を見るよりも明らか。

ここで私がひとつのアイデアとして、こういう時代にできることの
ひとつとして提起したいことがあります。

 

大きく見ると世界が試されているとも言えますが、
私たちネットで活動している、これからしたい人も含めて
ある意味、岐路に立たされていると私は理解しています。

ならば、アフィリエイトのジャンル探しに翻弄されるよりも
「自分の商品」をこの機会にこそ作り、
販売者の側に立ってみるということです。

しかもインサイドアウトの視点をもつこと。
インサイドアウトとは誰かの役に立つような視点での発信。

誰かからお金を巻き上げようとするのではなく、
内省し、人に役立つ本物のコンテンツを作る視点です。

自分の商品とは、自分のコンテンツのことです。

全世界が置かれている今の状況、これによって
さまざまな苦難を受ける人が多くなることで
そういった人の苦難を共有し、少しでも軽減できるように
コンテンツを作り、提供することが他人と自分をも助ける
手立てのひとつになると思います。

今まで、販売者になろうと思っていても行動できなかった人。
あなたの頭と心が景気に左右され、翻弄される生き方よりも
今こそネット需要が急増し、継続が見込まれる中で
何をすべきか長期的に考え、行動するための人生で
二度と来ないかもしれない機会かもしれません。