タイトルにあるラブレターとは、普通の意味でのラブレターに留まらず:
- 初見で仕事を誰かに依頼したいとき
- 初見で仕事をもらうため何かを提案をするとき
なんかで使う
"メールの書き方"や
"提案資料(パワポやそれをPDF化したもの)の中身"
のことを言っております。
またネット上で使うランディングページ(LP)は
通称『レター(手紙)』とも呼ばれており、
まさしくこのラブレターと同類と言えます。
この記事ではラブレターの極意に
『三手詰め』
という幅広く使えるテクがあるのでご紹介したいと思います。
こちらが三手動かすことで、相手を詰ませるという意味です。
相手を詰ませるとは、ラブレターの場合、こちらの言い分を
聞いてもらう(少なくとも話に耳を傾けてもらえる)という意味です。
この『三手詰め』技法を私は、近藤康太郎さんという方から学びました。
近藤さんは元朝日新聞の編集記者であり、今は大分県の山の中で
猟師をしながら『私塾』をやっている面白い方です。
プロの物書きで、世代も近いのでとても親近感を覚えています。
猟師として鉄砲を撃っているのは、文章を書く行為と似ているからだそうです。
じりじりと獲物を追い詰め、最後の最後でうまく仕留められるか
パッと逃げられるか、その緊張感がなんとも似ているということです。
私塾にて、ライターなんかへ文章の書き方を教えています。
当ブログでは以前に以下の記事
【沈むコンテンツ発信者を引き上げる宝本
~近藤康太郎「三行で撃つ」と「ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論」】
でもご紹介しています。
私はこのシンプルにして強力な『三手詰め』を学び、理解してから
- 新規顧客開拓時の相手企業への提案ストーリー(パワポ)に使う
- ネットでのLP作成における基本シナリオとして使う
を繰り返しており、成功率が高いことを熟知しています。
では早速その『三手詰め』の詳細をお伝えしますね。
第一手:私はあなたを知っている
初見の人にものを頼むとき、または仕事をもらいたいとき、
これを言えてる人は実に少ないです。
例えば相手企業のHPやら、事業内容、サービス内容、
得意としていることなどを知悉したうえで、
自分は一定期間に渡って相手に興味があって
それは具体的になんであるかを言うことです。
よく
『こんなことでお困りではありませんか?』
というような歯の浮いた文言を企業向け提案資料でも、
ネットでのLPなんかでもよく見かけます。
『こんなこと』というのは思いつきで書いた例が
多いと思いますが、それでも稀に当たることもあります。
でもそれじゃダメなんです。
弱すぎて相手に届きません。
誰もが書きそうなことは書かないこと、これがポイントです。
相手がかつて一度も言われたことのないような
新しい視点での『評』を加えて言うことで
相手をハッと振り向かせることができるのです。
初めてあなたに関心が向くのはこのタイミングです。
それには充分前調査も必要ですが、常套句はやめ五感を駆使して
大いなる『熱量』をもって語りかけることが大切です。
熱量の大小だけで、振り向き確率が変わります。
第二手:私はこういう者です。
自己紹介にあたるものです。
スピーディー且つ簡潔に、必要な情報だけを伝えること。
ダラダラと長い文は邪魔になるだけです。
自分が何者かを述べるのはマナーでもありますよね?
自分を大きく見せるのではなく、相手(または提案先企業)の
長年のファンという切り口が最上です。
第三手:ゆえにあなたには私が必要です。私にもあなたが必要です。
言い方を逆のパターンに変えたほうがよい場合もあります。
"ゆえに私にはあなたが必要です。あなたにも私が有用です。"
という一手、二手のあと、必然の流れとして続く
"論理の結論"
に結びつけていきます。
これこれの問題意識をもつ自分があなた(御社)に頼るのは必然だし、
あなた(御社)以外にこの話をする価値のある適任はいない。
あなた(御社)にも私にも得になるWin-Winとなります。
というような流れで締めくくります。
最後に形式的にはともかく、ここで一手~三手において
前提として意識しておくべきことがあります。
それは、
相手は超忙しい人だと思うことです。
分秒単位でとにかく忙しい人だと想定することです。
しかも自分のことは知らないし関心もないし。
そういう無関心状態の冷え冷え心から
アチアチの状況にもっていかないと最終的な勝負はおぼつきません。
また一手~三手のうち『一手目』に
特に神経を使わねばなりません。
ここでの「熱量」で重要でして、
振り向いてくれるかどうか決まります。
普通の意味でのラブレターでも
相手への提案においても
ネットでの『LP』においても
です。
一手~三手を私はとても気に入っており
My手帳に書きとどめ、ちょいちょい眺めています。
ところで昨日愛用中のLP作成ツール「LPtools」が
導入数として3500ユーザを超えた記念で
紹介ページを完全リニューアルしたとアナウンスしました。
この縦長の紹介ページ(=LP形式をとっています)にも
一手~三手を実はこっそりと仕込んでいます。
ここにお気づきになった方は鋭いです。
すでにご自身でもLP作成経験があるかその素養がたんまりありますよ。
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