挫折から継続

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strategy 日記

アフィリエイトが続かなかった私が続けられるようになったシンプルな理由

2019年9月1日

私の異端メルマガ読者様から
ときどき、同じ質問と言いますか
同じ説明を繰り返し求められることがあります。

それは、(ネットでのビジネスを)

長くやっていられる秘密があれば教えてください。

というようなものです。

長いといえば、確かにそうなるかもしれません。
このブログを始めたのが2013年から。

それ以前には、物販アフィリエイトやアドセンスなどを
さらに6,7年以上前からやっておりましたので
完全に10数年越しでやってきました。

 

挫折は繰り返す

そうは言っても、そのアフィリエイトでは
数年間、ほとんど売上が立ちませんでした。

無料ブログや無料HPなどの量産に明け暮れ、
キーワード、中古ドメインなどを漁っていた毎日です。

今ほどコンテンツ重視では当然ありませんが
検索エンジンの動向に毎日ひやひやしておりました。

ところがわずかでも売上が出ていたサイトも
目が覚めたらどんどん圏外に飛んでおり
また飽きず量産の繰り返しでした。

その都度落ち込んでは、新しい教材に飛びつき
そしてまた挫折して落ち込んで・・・
を3年か4年くらい、自分でもよくその間でも続けたものだと。

当時、10数年前になりますが
仲間同士で作っていた会社も倒産した後
私は別の会社に再就職しましたが、倒産時の余波もあって
本業だけの収入では足りませんでした。

どうしても副業で別収入を立てる必要に駆られて
選んだのがネットであり、わかりやすいサイト量産型の
アドセンスや物販系アフィリエイトでした。

この当時は、単純にネットでは誰でもサイト作れば稼げると
信じ込んでおりました。それこそ、誰でもそうなると(笑)

挫折しても当時続けざるを得なかったのは、
それ以外の選択肢が見つけられないこともありましたが
やはり何としてでも別口の収入が必要だから
といった差し迫った理由があったからです。

 

『目的』を取り違えていました。

でも、この考え方が間違いであることに気づいたのは
東日本大震災がきっかけでした。

震災の前は、私は自分本位だったと今では痛感しています。

震災の後、その自分本位とは単純に自分が稼ぎたいがため、
ということが一切の「目的」だったと頭が冷えてきてわかったのです。

震災で心身がボロボロに疲れ果て、頭が一旦しびれてしまった後
逆に空っぽになったせいで冷静になれたのですね。

自分はいったい何をしているのだろうか、と
ふと立ち止まるきっかけがあの震災でした。

そこで何が問題かというと、そこには
「自分本位の目的」は確かにあったものの
それは「合理性を伴った目的」ではなかった
ということです。

 

ここでちょっと話が横に外れますが、例えば
毎年「手帳の使い方」的なノウハウ本が売れ、
同時にさまざまなデザインの手帳が次々販売されていますよね。

こういった本が売れる、手帳が毎年売れるのは
裏返すと皆、現在の自分のやり方にはどこか
欠陥があるのではないかと感じているせいかもしれません。

その本を読んで、これはいいなと思って
推薦の手帳をさっそく買ってみる。

ついでにちょっとインスタを覗いてみると何とも見事で
アーティスティックな手帳の使い方がたくさん見つかる。

これはさぞかし素晴らしいに違いない。
こんな素敵な使い方ができると運勢も変わって
もろもろ良くなるんじゃないかと。

そこで早速真似ようと手帳術を始めますが・・・・

たいていの場合、見よう見まねで始めたつもりでも
長続きせず途中でやめてしまいます。

アーティスティックな使い方を
是非とも自分のものにしたいと思ったのに
いつの間にか続けられず挫折します。

 

それはなぜでしょうか?

本来書くべき手帳の中身を埋める前に
フォーマットやデザインなどに気を取られ
面倒になり、疲れてしまうからです。

さらに掘り下げてみましょう。
事の本質を考えてみるのです。

ここには重大な視点が欠落しているのです。

それは何かと言うと、

『なぜ手帳を使うのか?』

という自分自身への問いかけに
真剣に向き合える答を持っていないことです。

この答さえ自覚できていれば、インスタ見ても驚くこともなく
いざ使って面倒になることも、また止める理由もないはずです。

なぜなら、あなたには自分だけのどうしても
手帳を使うべき明確な目的意識があるからです。

 

話を戻して、さきほど震災後の気づきに
"「自分本位の目的」は確かにあったものの
それは「合理性をもった目的」ではなかった"
と申し上げました。

その「合理性をもった目的」っていったいなんでしょうか?

答は至ってシンプルなものです。

それは、私と関係する人に対して

 

どんな価値の提供がどれだけできるのか?

ということです。

この点に気づいてからアフィリエイトも
発想の根本が変化しました。
お金はその後でついてきた感じです。

つまり、提供できる価値がどういうものかを見極め
ふさわしいものであれば自信をもって紹介する、
ふさわしいものがなければ一切紹介しない、

そこを徹底するように変わってきたのです。

このことを言い換えると、アドセンス含め
サイト量産でやっていたときには対象としての相手は
人間ではなく、キーワードで左右される群衆であり
単なるデータした。

価値の提供のみを主題にしたときからその対象は
群衆ではなく、悩み深いひとりひとりの人間が
頭の中に浮かぶようになったのです。

「合理性を伴った目的」とは、
価値を提供することによって、特定の課題解決を図る
というものです。

これが、私のネット上の活動において
絶対に見失ってはいけないと常時
自分に言い聞かせている立ち位置というものです。

これを軸に置いているから、続けられています。

私の場合、お渡しできる価値によって
受け取る誰かの問題解決に繋がると信じているからです。

いかなる商品の紹介や、私自身の商品販売においても
この点については同じ原則です。

 

あなたがもしネットで頑張ろうと決意したのに続かない、
あちこちとつまみ食いしては、また別の
『稼がせてくれそうななにか』に手を出す繰り返しならば
ここで自問することをお勧めいたします。

あなたは、

  • ネットを使ってどうしたいのか?
  • そしてそれはなぜか?
  • 誰のためにそうするのか?

・・・を掘り下げることに意味があります。

根幹にあたるあなたのビジネスの原点を
もう一度点検しましょう。

原点がブレると長続きしません。
そして原点を自覚できていないと必ずブレます。