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鹿革システム手帳DEER(ディア)レビュー|フワサラの手触りと180度開く使いやすさ~男のシステム手帳⑪

鹿革(DEER SKIN)のシステム手帳に憑りつかれてしまった話をしたいと思います。

文具沼、ことのほか今やマイナーな存在でありますが、
「システム手帳」の沼にはまっている方へ衝撃の話です。
なんせ、私自身がこの沼にはまって30年以上経過しているので
ご同類の気持ちはなんとなくわかります。

鹿革のシステム手帳は、普通に文具店などで売られていることは(ほぼ100%)無いんじゃないか、
文具店で必ずシステム手帳コーナーに立ち寄る私は見たことがありません。
ゆえにほとんどのシステム手帳愛好家も、鹿革のものを触ったことすら無い、
というのが私の見立てです。

DEER SKINの名刺入れがだんだんとお気に入りに

いえ、そもそもこの鹿革になぜ関心を持ったかという
経緯からお話しないとなりません。

半年以上前になりますが、愛用の牛皮でできた名刺入れが
かなりの雨に濡れたことがきっかけでヨレヨレになっただけでなく、
中の名刺が牛皮に沁みた水分で汚れてしまうという事態に至りました。

さすがに寿命だと考えて、適当な名刺入れが見つかったら
買い替えようと思いながら、面倒くささもあってそのままにしておりました。

たまたま、高島屋デパートに立ち寄ったおりに、
何気に名刺入れを置いているコーナーでなんとなく
好みに合いそうなものが置いてあり手に取りました。

見た目もなんだかとても柔らかそうです。
手に取ってみると、実際柔らかく、雰囲気も上品です。
やや高めの値段でしたが、何も考えず即買いしたのです。

それから半年近くたったのが次の画像です。

半年経過しても、型崩れもなく、大きな汚れもありません。

CYPRIS(キプリス)は革小物のブランドで、今までも財布やらなんやらで
何度かこのブランド製品を使ったことがあったのも安心材料として
購入動機のひとつになりました。

それにしても鹿革とは珍しい。
今までの牛皮とか感触が違うが、まぁいいか。
最初はそれくらいにしか思っておりませんでした。

見た目、なんとなく柔らかそうな革だとわかりますよね?

最初は、今まで使ってきた革(牛皮)との違いでとまどいもありましたが、
実に不思議な特性があることに、日々使うたびに気づき始めました。

それはなにかと言うと;

  • フワッとした触感
  • しかしサラリともした触感
  • なぜか体温を感じる
  • なぜか水にも強い
  • なぜか傷にも強い

後ほど、あらためてこう感じた根拠をお話したいと思います。
(気になって調べた結果です)

これらの特徴は、決して嫌なものではありません。
むしろ逆で、牛皮のものより愛着が増していく原因にもなったのです。

衝撃!KNOXの鹿革システム手帳 ~ DEER(ディア) ~

ある日、何気にスマホをスクロールしているとき、
なんとなくいい感じの見たことのないシステム手帳広告に出会いました。

それが、KNOXのその名もストレートな「DEER(ディア)」
文具店でも見かけないのは、KNOXオンラインショップ(楽天)限定だからでした。

これです。
↓↓↓

鹿革システム手帳 ~ DEER(ディア) ~
鹿革システム手帳 ~ DEER(ディア) ~

a.r10.to

この楽天ページを見ているうちに、まったく想定しなかった
「物欲」が目覚めてしまいました(笑)

私はすでに複数のシステム手帳(すべてバイブルサイズ)をもっていて、
こちらの記事でも述べたように一種の外部脳として使っています。

私のシステム手帳用途は、デイリーで日記を書くということの対極にあります。

システム手帳に書いていることは;
・頭の中で沸いては消えていくアイデア、
・ふと重要と思った単語やフレーズ
・何か新しい企画やその進捗
・ほっておくと5秒後に記憶消失になる、なんとなく大事なこと
・忘れてはいけないパスワード類(=デジタルが使えない場合のバックアップ)

このようなことです。
日記を書ける人がなかば羨ましいくらいですが、
私自身は自分が何をした、何を食べた、どう感じたとかまるで関心が無い
その点では改善見込みの無い人間です。

手持ちで複数のシステム手帳があり常用にひとつ、
あまり出番の無いものは高価なバインダー代わりにして
リフィル保管用に本棚へ並べています。

あくまでWebサイト上でしかわかりませんが、この鹿革も
柔らかそうで名刺入れとそっくりな予感がする、
でもフニャフニャしないかな、
デザインもシックで好みだな

とかいろいろ想像していたのですが、
その元にあるのは鹿革の名刺入れです。

これで鹿革なるものが、例えばカーフ(子牛)とは
どう違うのかも容易に想像できるのです。
カーフでできた手帳カバーは非常に美しいですが、実は傷がつきやすい。
鹿革と比べて、はるかにツルツルで光沢もある。

鹿革はそれとは違った方向できっと名刺入れのように、
フワッとして、サラリとしていて
尚且つ人肌っぽいぬくもりがあるのではないか。

完全な妄想ですが、もはや購入ボタンを押す言い訳を
探しているような状況です(笑)

値引きなし、33,000円はシステム手帳として
高価な部類であることは間違いありませんが、
手元にある名刺入れを触るごとにどうしても手に入れたくなり
遂に「ポチ」っと押してしまったのです。

システム手帳好きが、「嫌だな」と思っている弱点がここ

KNOX楽天ショップでポチった鹿革のシステム手帳をご紹介する前に、
システム手帳好きな私でもここだけはなんとかならんか!?
と思うような苦手なことが昔から用途面であるのです。

それは個人的過ぎますがこんなことです。

  • ノートのように180度、軽く開かないと嫌
  • 水に濡れてシミがつくのは嫌(コードバンやカーフでもよく起こります)
  • ベルト式(カバー式でも)は書くとき右手にあたって邪魔

こういう点を回避できるシステム手帳を常に追いかけてきました。

ベルト式でもそのベルトがさほど気にならないこと。
またカバー式なら重くならないこと、などを気にしながら。

システム手帳は嫌だと思っている方のうち、こういったことが
理由になっている方もいらっしゃるかと思っています。

トラベラーズノートを一時試してみましたが、
ビジネスの現場ではどうしてもワイルドさが表に立つとの、
上部にある留め金がとにかく邪魔で結局リタイアしました。

でもって、結局はノーマルなシステム手帳に逆戻りしてからは
ひたすらバイブルサイズのシステム手帳のみで今日に至ります。

DEER(ディア)はすべてを解決してくれた

さて、ポチったKNOXのDEERが届きリフィルを入れた途端、しっくりきました!
ベルトなしの本のようなタイプですが、KNOX Plotterのゴム付きリフターをつけるとピッタリ。

まず絶対に譲れない180度開く点について、これをご覧ください。

パタンと開くではありませんか。
何の力もいらないどころか、実は自然体でこれだけ開きます。

ペン差しの皮革も鹿革で柔らかく、筆記ではまったく邪魔になりません。

どこまで柔らかいか概ね、270度くらいかな。
まったく開閉においてこれだけの柔軟性は初めてです。

Plotterのゴム付きリフターで挟むとこんな感じです。
鹿革のシステム手帳、手触りは名刺入れと同じで
フワサラ
です。

因みに挟んでいるペンは、ジェットストリームのピュアモルト。
廃材を利用して金属と木がマッチしており、且つこの
DEER(ディア)の色合いにしっくりきます。

ついでに、Plotterのゴム付きリフターはこんな感じで、
手帳の最後のところに使っています。

定規(15㎝)は出番がときどきあってこれもスッと
自然体でホールドできて邪魔になりません。

DEER(ディア)は、すべてが柔らかい鹿革でできたシステム手帳です。
フワサラだけではなく、なぜかぬくもりがあるんですね。

これが不思議です。
名刺入れの場合、ワイシャツのポケットに入れておくことが多いので
体温が伝わりやすいのかなぁと思っていましたが、牛皮やコードバン(馬革)では
そうは感じません。

この謎を、複数の生成AIで確認してみました。
使ったのはChatGPT、Gemini、Claudeです。
どれもほぼ同一の返事をしてきましたが、整理しなおしました。

鹿革の"フワッとしてサラリ"としたぬくもりと傷に強い理由

なるほどと思った点を整理するとこうなります。

まず;
鹿革は、その希少性と優れた機能性から「革のカシミヤ」と称されます。
そうなんだ、と初めて知りました。

独特の質感の理由

極細の三次元繊維構造
鹿革の繊維は牛革よりも圧倒的に細く、網目状に複雑に絡み合っています。
これが、手に吸い付くような「柔らかさ」の正体です。

吸いつくようなあのえもいわれぬ感触はだからか!
と思わず手を叩きました(笑)


空気の層
繊維の隙間にたっぷりと空気を含むため、触れた瞬間に「フワッ」とした弾力を感じます。

これが「フワッとした」正体か!
手触りが牛革とは全然違う謎がこの空気層だったのか。


ぬくもりの秘密
含まれた空気が断熱材の役割を果たし、さらに天然の油分が豊富であるため、
人肌のような優しい「温度」を感じさせます。

やっぱりね!
なんか断熱材的なものがあるに違いないと感じていました。

なぜ傷に強いのか?

フワサラで柔らかい。
これだけでなんとなく傷にも弱そう。。。と思っていたら
実際に使ってみてカーフに比べてもなぜか圧倒的強さをまた不思議に感じてました。

衝撃の受け流し
硬い革(子牛など)は表面が削れやすいのに対し、鹿革は柔軟性が高いため、
ひっかき傷を「しなって」受け流します。

高い復元力
繊維がバネのような役割を果たし、小さな凹凸なら
自然に馴染んで目立たなくしてしまいます。

・・・そうなんですね!
知らなかったことばかり。

最後に、同じく3種類の生成AIが同じように回答した
鹿革のメンテナンスについてもご参考まで。

鹿革にとって最大のメンテナンスは、「毎日手で触れること」

ブラッシングは「馬毛ブラシ」を使用すること。
繊維の隙間のホコリを落とすだけで、サラリとした質感が持続します。

クリームは基本的に不要です。
1年ほど使い込み、乾燥が気になった時だけ
「デリケートクリーム」をごく少量馴染ませてください。

で、鹿革にやってはいけないことリストが以下となります。

  • 重いオイル(ミンクオイル等)の使用:ベタつきの原因になり、フワッとした質感が二度と戻らなくなります。
  • 硬いブラシ(豚毛等)の使用:表面の銀面を傷つけ、毛羽立ちの原因になります。
  • アルコール・除菌剤の使用:天然の油分を奪い、ひび割れや色落ちを招きます。
  • 密閉保管:カビの原因になります。保管は通気性の良い場所で行ってください。
  • 鹿革のこれから 鹿革は使い込むほどに、あなたの手の脂を吸い込み、深い光沢(艶)を帯びていきます。 傷を恐れず、日常の相棒としてガシガシ使い込むことが、世界に一つだけの最高のエイジングを生み出します。


ということで、システム手帳沼にはまっているあなた。
DEER(ディア)は、これまでの世界観を変えてくれるシステム手帳です。

鹿革システム手帳 ~ DEER(ディア) ~
鹿革システム手帳 ~ DEER(ディア) ~

a.r10.to